華麗で大胆な装飾を特徴とする芸術様式のバロックは、17世紀イタリアで誕生し18世紀にはヨーロッパ全土を席巻しました。
当時、時計は芸術性が高く、極めて高い技術を要する美術品として、王族や貴族に愛されていました。
その後多くの時計職人の努力によって時計の正確さが、更に向上し、
19世紀には機能美と共に実用性を求める市民社会にも広まって行きました。
この時計は、ヨーロッパの歴史を刻む伝統的なデザインに現代の高い技術を融合させる事により誕生しました。
時を経て尚輝きを放つ芸術家達の感性、進化の原動力になる職人達の情熱、
数世紀に渡って継承されて来た腕時計の歴史そのものを静かに刻みます。
〜MADE IN JAPAN〜
バロックのMADE IN JAPANシリーズは、芸術性豊かな機械式腕時計です。
ヨーロッパのアンティークな雰囲気にモダンな要素を加えた気品のあるデザインが特徴です。
日本製バロックの一番の魅力は、何と言っても機械式の品質の高さにあります。
複雑な構造を持つ「機械式腕時計」のパーツは、1千分の1ミリ単位で、設計されており
熟練の職人による入念な調整を経て、日本の工場において組み立てられました。
日本製バロックは日本の優れた技術、技能による
機械式時計としてお客様に「満足と悦び」を提供します。
ケースは薄さと仕上げに、こだわりました。
サイズはトレンドを押さえた直径41ミリで、標準的なサイズ感となります。
厚みは12.2ミリ。できる限り薄くする為の設計を行い、強度を保ちながら安定した時計の精度を実現しました。
ケース本体は、横から見るとゆるやかにカーブを描き洗練された印象を与えます。
ポリッシュ、ヘアブラシ、サンドブラスト等の磨き分けを行い、特にベゼル部分とラグの間の1ミリに鏡面磨きを行い立体感を演出しています。
5気圧防水の機能を備えております。
防水テストは試験器を使い入念に行ないました。
ケースサイドにはバロックの文字が彫刻されており
再研磨しても簡単に文字は消えません。
高級感あふれる仕様になっております。
文字盤には、アプライドインデックスを植え付けました。
アプライドインデックスは、立体的で視認性があり腕時計愛好家より高い支持を得ています。
時計の組み付け時には、ゴミや埃が文字盤に吸着する事が多く、
一般的に30cmの目視でこれをチェックします。バロックは顕微鏡を使い一つづつ確認し、精度不良の原因になるゴミや埃を取り除きました。
リューズ先には、「BAROQUE」の頭文字を
彫刻し高級感を演出します。
バロックの心臓部であるムーブメントには、日本製自動巻きムーブメントを採用しています。
一例をあげると、BA-3003、BA-30066に使用している22石のムーブメントは、「パワーリザーブインジゲーター」と呼ばれる残りの駆動時間を表示する機能を備えています。
「パワーリザーブインジゲーター」は時計業界ではコンプリケーション(複雑機構)として分類され、組み立てには非常に高度な技術力を必要とし,希少価値の高いものとして位置付けられます。
尚ムーブメントは、精度チェック・調整を入念に行い徹底した品質管理のもと、精度を安定させています。
バロックのケースバックはスケルトンとなっています。
スケルトンバックはローターやテンプの動き、歯車のギミックなどが、
鑑賞できる楽しい仕様です。
密閉性が大切な時計のケースの表と裏、双方にガラスを採用するため
ケースの防水設計にこだわりました。
BA-3001とBA-3003、BA-3004には、イタリア製の良質ななめし革を採用しました。柔らかく独特なコシと特有の奥行きのある色あいが特徴で、使い込むほどに愛着が深まります。裏地には汗や汚れへの耐久性に優れ、高級車のシート素材にも使われるウルトラスウェードを採用しています。通気性 撥水性に優れ、季節を問わず着用できます。
BA-3002にはホーウィン社製のオイルレザーを採用しました。ホーウィン社は、1905年に創業された米国の老舗メーカーで、オイルレザーは美しく屈強な面を持ち唯一無二の存在感があります。このオイルレザーは人為的にではなく革のペースに合わせて、何倍もの時間をかけ、じっくりとオイルを染みこませます。そのために独特の風合いがあります。
バックルに関しては、ピンバックルとDバックルを採用しました。
ピンバックルの尾錠部分は洗練されたフォルムで、フィット感にも拘ってデザインされています。
Dバックルは尾錠がつながった構造をしており、腕時計が輪状となるため落下しづらく、穴の広がりや伸びなど’の摩耗が起こりにくく、
ベルトを長持ちさせる事ができます。